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Deezerとは?日本での評判・音質・料金を徹底解説【2026年版】

💡 【この記事について】

音楽ストリーミングサービスをSpotify・Apple Music・TIDAL・Deezerと複数使い比べてきた筆者が、Deezerの実態を正直にレポートします。「音質が良い」という評判を信じてDeezerを試したものの「思ったより差を感じない」と挫折した経験も含め、公式サイトには載っていないリアルな使い勝手をまとめました。

読者アンケート

「Deezer」という音楽アプリ、知っていますか?

Deezerとはどんなサービスか

Deezerサービス概要イメージ

Deezer(ディーザー) は、2007年にフランスで設立された音楽ストリーミングサービスです。現在は世界180カ国以上でサービスを展開しており、グローバルの月間アクティブユーザー数は1億人を超えています。

日本では2012年ごろからサービスが利用可能になりましたが、SpotifyやApple Musicと比べると認知度はまだ低めです。ただしオーディオ品質にこだわるリスナーの間では、「知る人ぞ知る名サービス」として口コミで広まっています。その最大の理由が、FLAC形式のロスレス(Hi-Fi)ストリーミングに対応している点です。

この記事では次の順で解説します。まずDeezerの全体像とスペックを把握し、次に「音質が良い」という評判の裏にある条件と落とし穴を正直に確認し、最後に「自分に向いているかどうか」を判断できる状態を目指します。

Deezerの主なスペック(2026年現在)

項目 内容
楽曲数 1億曲以上
無料プラン あり(広告あり・機能制限あり)
有料プラン Deezer Premium(個人)/ Family / Student
最高音質 FLAC ロスレス(Hi-Fi)
対応デバイス iOS / Android / PC / Mac / スマートスピーカー
オフライン再生 有料プランのみ
日本語対応 あり

Deezerで「音質の差を感じない」人が多い本当の理由

高音質が評判のDeezer HiFiを実際に試してみたものの、「正直、Spotifyと音質の違いがほとんどわからない」と感じて解約してしまうユーザーは一定数います。しかし、これはDeezerの音質が期待外れだからではありません。実は、ロスレス音質のメリットをしっかりと実感するためには、3つの条件がすべて揃っている必要があるのです。

この点を書いているレビュー記事がほとんど存在しないため、多くのユーザーが「あれ?期待と違う」と感じたまま離れていきます。

落とし穴①:アプリ設定でHi-Fiがオフになっている

Deezerは初期設定でHi-Fi(FLAC)ストリーミングがオフになっていることがあります。設定 → 音質 → 「ストリーミング品質」を「Hi-Fi」に切り替えなければ、Premiumプランを契約していてもFLACでは配信されません。

筆者も最初の2週間、この設定を確認せずに使っており、「Spotifyと変わらないな」と感じていました。設定をHi-Fiに切り替えた瞬間に初めて、音の密度と余韻の変化を体感しました。まず設定の確認を最優先にしてください。

DeezerアプリのHi-Fi音質設定画面。ストリーミング品質をHi-Fiに切り替えた状態

落とし穴②:Bluetoothで聴いている(これが最大の盲点)

AirPodsやワイヤレスイヤホンで音楽を聴いている場合、Bluetoothの伝送コーデック(AAC / SBC / aptX)がボトルネックになります。DeezerがどれだけFLACで配信しても、Bluetooth伝送の時点で音声データは圧縮され、320kbps相当以下に落ちます。

つまり、Bluetoothイヤホンを使う限り、ロスレス音源のメリットはほぼゼロになります。 これはDeezerに限らず、Apple MusicのロスレスやTIDALのHi-Fiも同様です。有線接続のイヤホン・ヘッドホンを使わない限り、どのサービスを使っても音質面での差は出ません。

落とし穴③:再生機器のDAC性能が追いついていない

ロスレス音源は情報量が多い分、それを正確に変換・再生できる機器が必要です。スマートフォンの内蔵DACでFLACを再生しても、ハードウェアの性能限界で差は出にくくなります。

再生環境 Hi-Fi音質の違いがわかるか?
スマートフォン内蔵スピーカー ほぼわからない
AirPodsなど一般的なワイヤレスイヤホン(Bluetooth) わからない(コーデック圧縮のため)
有線イヤホン+スマートフォン内蔵DAC やや差を感じる程度
有線イヤホン+外付けUSB-DAC(ドングル型) 差がはっきりわかる
専用DAP(ウォークマン・FiiO・Astell&Kern) 明確に次元が違う
据え置きオーディオシステム ロスレスのメリットを100%引き出せる

正直な結論: Deezerのロスレス音質を活かすには、最低でも「有線接続+外付けUSB-DAC」か、専用DAPが必要です。Bluetoothイヤホンのみの環境では、音質面でのメリットはほぼゼロです。この前提を知らずにDeezerに乗り換えると、「思ったより差がなかった」という体験をすることになります。

Deezerの日本での評判:良い点と正直な欠点

全体像と条件を把握したうえで、実際のユーザー評判を見ていきます。

率直に言うと、日本での評判は「音質は最高、でも条件がある」「使い方が合っていれば最高のサービス」と、大きく2つに分かれます

満足しているユーザーの声

  • 「SpotifyのHi-Fi対応がまだ来ない中、DeezerのFLAC配信は本当にありがたい」
  • 「TIDALより料金が安くてロスレスが聴けるのはコスパが良い」
  • 「Flow機能(AIによる自動選曲)の精度が予想以上に高く、知らなかったアーティストに出会えた」
  • 「DAP+有線イヤホンで聴いて初めてDeezerの良さがわかった。設定変更が必須」

不満を持っているユーザーの声

  • 「Hi-Fi設定にしていなかったので最初の1ヶ月、Spotifyと差がわからなかった」
  • 「J-POPの新譜カバーがSpotifyより遅れることがある」
  • 「アプリのUIがSpotifyと比べて洗練されていない」
  • 「周りで使っている人がいないため、プレイリスト共有が孤独になりがち」
  • 「解約した瞬間にオフライン楽曲がすべて消えるのがきつい」

評判の「悪さ」の多くは、Deezerのサービス自体の問題というよりも、使い方の前提条件を知らずに使ったことが原因になっている場合がほとんどです。正しい設定と正しい期待値があれば、評価は大きく変わるサービスです。

他サービスとの音質比較

スペック上の比較表

サービス 最高音質 ロスレス対応 備考
Deezer FLAC 1411kbps(16bit/44.1kHz) ✅ Hi-Fi
Apple Music ALAC ロスレス / Dolby Atmos Apple製品との相性◎
Spotify OGG 320kbps ❌(2026年現在) 最大ユーザーシェア
YouTube Music AAC 256kbps YouTubeとの連携
TIDAL FLAC / MQA 料金が高め
Amazon Music HD FLAC Ultra HD Prime会員向けお得感あり

実際に聴き比べてわかったこと

筆者はDeezerとApple Musicを1ヶ月並行使用し、同じ楽曲(ピアノ曲・ジャズ・ボーカルもの)をソニーNW-ZX707+有線イヤホンで聴き比べました。

結論:FLACとALACそのものの差は、ブラインドテストでは人間の耳ではほぼ聴き分けられないレベルです。音質の優位性よりも、「自分のデバイスやエコシステムとの相性」で選ぶほうが現実的です。Apple製品中心の環境ならApple Music、Androidやウォークマンなどのオープンなデバイスでロスレスを聴きたいならDeezerという判断が合理的です。

Deezerの料金プラン(2026年)

Deezer料金プランの比較イメージ

無料プランと有料プランの機能差

機能 無料プラン Premiumプラン
楽曲の再生 ✅(広告あり) ✅(広告なし)
音質上限 標準(128kbps) Hi-Fi(FLAC)対応
オフライン再生
スキップ制限 あり(1時間に6回) なし
曲の指定再生 シャッフルのみ 自由
Flow機能 制限あり フル利用可

上の表を見てまず気づくのは、無料プランでは音質が128kbpsに制限されるという点です。Deezerを選ぶ理由のほとんどがHi-Fi音質にあることを考えると、無料プランは実質的に「Deezerらしさをまったく体験できない状態」です。音質を試したい場合は最初からPremiumトライアルを使うしかありません。

また、無料プランはスキップ制限があり、聴きたい曲を自由に選べないシャッフル再生が基本になります。「とりあえず無料で試してから判断しよう」という考え方自体は合理的ですが、無料プランで試した結果「Spotifyと変わらない」と感じても、それはDeezerの実力ではないことを覚えておいてください。

全プランの料金一覧(2026年5月現在)

プラン アカウント数 月払い 年払い(月あたり) 割引率
Free 1 無料
Premium 1 ¥1,906/月 ¥1,431/月(年間 ¥17,170) ▼25%
Student 1 ¥952/月
Duo 2 ¥2,542/月 ¥2,318/月(年間 ¥27,823) ▼8%
Family 6 ¥3,178/月 ¥2,902/月(年間 ¥34,819) ▼8%

※全プランに1ヶ月間の無料トライアルが付きます。トライアル終了7日前にメールで通知が届きます。※2026年5月19日時点の為替レート(1USD=¥159)をもとに算出した参考価格です。実際の請求額は為替変動により異なる場合があります。

💡 年払いに切り替えるタイミングについて(筆者の実体験より)

Premiumの年払いは月払い比で25%割引とかなり魅力的ですが、年払いに切り替えた後の途中解約は返金されないケースがほとんどです。まず月払いのトライアルでHi-Fi設定の確認・Bluetooth問題の有無・自分の再生環境との相性をしっかり確かめてから年払いに移行するのが最善の順番です。筆者自身も最初の1ヶ月で設定ミスに気づいた経験があるため、この順番を強くおすすめします。

重要:無料プランではHi-Fiは体験できない

Deezerには無料プランが存在しますが、音質上限は128kbpsに制限されます。音質目的でDeezerを試したいなら、無料プランは意味がありません。 Premiumトライアル(30日間無料)から始めるのが正しい順番です。

無料プランで「SpotifyとDeezerの差がわからない」と感じた場合、それはDeezerの限界ではなく、無料プランの制限と設定の問題である可能性が高いです。なお、学生の方はStudentプラン(¥952/月)を利用することで、Premiumと同等のHi-Fi音質を半額近くで楽しめます。ロスレスを試す入口として非常にコスパが良い選択肢です。

各プランの最新の価格・キャンペーン情報は公式サイトで随時更新されています。実際に申し込む前に、Deezer公式のプラン&オファーページで最新の料金と条件を必ず確認してください。

Deezer vs Spotify:どちらを選ぶべきか

DeezerとSpotifyのどちらを選ぶべきか比較している方の多くは、今使っている音楽配信サービスからの乗り換えを本格的に検討しているはずです。

比較軸 Deezer Spotify
最高音質 FLAC ロスレス OGG 320kbps
楽曲数 1億曲以上 1億曲以上
J-POP新譜カバー 良好(やや遅れ気味) 充実
UIの使いやすさ 普通 業界最高水準
無料プランの自由度 低め 高め
日本でのシェア 低い 圧倒的に高い
ポッドキャスト 対応(弱め) 充実
レコメンド精度 Flow機能が優秀 Discover Weeklyが優秀
プレイリスト共有 使える(ユーザー少) 充実

ズバリ、こう使い分けるのが正解:

  • ロスレス音質最優先、かつ有線環境がある → Deezer
  • J-POP・邦楽中心、UI・コミュニティ重視 → Spotify
  • Apple製品ユーザーでロスレスを試したい → Apple Music

Deezerが向いている人・向いていない人

ここまで読んで「自分に合うかどうか」を判断するためのチェックガイドです。他の記事では「まとめ」の表にしか出てきませんが、実際の判断はもう少し具体的な条件で変わります。

✅ Deezerが向いている人

  • 有線イヤホン・ヘッドホンで音楽を聴く習慣がある(これが最低条件)
  • ウォークマン・FiiO・Astell&KernなどのDAP(専用オーディオプレーヤー)を使っている、または検討中
  • TIDALと比べてコスパを重視している
  • J-POPより洋楽・クラシック・ジャズ・エレクトロニカ中心のリスニングスタイル
  • AIによる自動選曲(Flow機能)で新しい音楽と出会いたい
  • プレイリスト共有よりも、個人の没入型リスニングを好む

❌ Deezerが向いていない人

  • Bluetoothイヤホン・ヘッドホンしか持っていない(ロスレスのメリットがほぼ得られない)
  • J-POPの新譜を発売直後から追いかけたい
  • 友人とプレイリストを共有・コラボして音楽を楽しむスタイル
  • アプリのUI/UXにこだわりがある
  • 音楽と合わせてポッドキャストも同じアプリで聴きたい

正直なひとこと: Deezerは「音質のためだけに選ぶ」上級者・こだわり派向けのサービスです。その一点においてSpotifyには今もない優位性を持っていますが、それ以外の体験ではSpotifyやApple Musicが上回っています。有線環境がない方に「Deezerに乗り換えるべき」とは言えません。

Deezerの3つのデメリットと注意点

Deezerをある程度使い込んだユーザーが、サービスの仕様上避けられない問題として直面するものがあります。

注意点① 解約した瞬間に音楽がすべて消える

Deezerを解約するべきか悩む人が後を絶たない理由は、まさにここにあります。Deezerでダウンロードしたオフライン再生用の楽曲はDRM(デジタル著作権管理)で保護されているため、サブスクリプションを解約した瞬間にすべて再生できなくなってしまいます。

年度末の出費が重なる時期に「一時的に止めたい」という状況でも、再開するまでの間は完全に聴けません。2年かけて育てたプレイリストが一瞬で聴けなくなる感覚は、想像以上のダメージです。

注意点② ウォークマンやカーオーディオで聴けない

Deezerがロスレス音源を配信していても、ウォークマンや専用DAPには転送できません。DeezerアプリがインストールできないデバイスではDRM付きファイルを再生できないからです。

DAP環境を持っているのに、DeezerのHi-Fi音質を活かせない——これはポータブルオーディオ愛好家にとって、非常にもどかしい部分です。

注意点③ ライセンス切れで楽曲が突然消える

アーティストやレーベルとの契約状況によって、楽曲がある日突然ライブラリから削除されます。「永久に聴き続けられる」という保証はどのサービスにもありません。お気に入りのアルバムが突然消えることは、実際に起きます。

Hi-Fi音源を永久保存する方法

DRM制限・解約後消滅・DAP非対応という問題をまとめて解決する最高のアプローチが、専用ツールを使ったローカル保存(MP3/FLAC変換)です。

SongGet Deezer音楽変換」を使えば、DeezerのHi-Fiストリーミングをロスレス(FLAC)のままローカルにダウンロード可能。一度保存してしまえば、ウォークマンに転送したり、サブスク解約後も永久に聴き続けることができます。

SongGet Spotify音楽変換ソフト

SongGet Deezer 音楽変換

対応OS:Windows 11/10/8.1/8/7、macOS 10.15以降

  • 🎧 FLACロスレス保存:Hi-Fi音源を高音質のまま保存
  • 💾 解約後も再生可能:MP3変換で永久保存対応
  • 📱 DAP転送対応:ウォークマンなどでも再生OK
  • ⚡ 一括高速変換:プレイリストもまとめて処理

詳しい変換手順やツールのレビューについては、以下の記事で徹底解説しています。Deezerをより長く、より賢く活用したい方はあわせてご確認ください。

👉 【2026年最新】DeezerのHi-Fi音楽をMP3/FLACで完全保存する方法|SongGet徹底レビュー

まとめ:Deezerを選ぶ前に確認すべきこと

あなたの状況 Deezerとの相性 判断
有線イヤホン・DAP愛用でロスレス最優先 ⭐⭐⭐⭐⭐ Deezerが最適
コスパ重視でロスレスを試したい(TIDAL比較) ⭐⭐⭐⭐ Deezerを推奨
Bluetoothイヤホンのみの環境 ⭐⭐ Spotifyで十分
J-POPの新譜を常に追いかけたい ⭐⭐⭐ Spotifyと併用を推奨
友人と音楽を共有・コラボしたい ⭐⭐ Spotifyの方が向いている
Apple製品ユーザーでロスレスを試したい ⭐⭐⭐ Apple Musicも候補に

Deezerは「音質のためだけに選ぶ、こだわり派向けのサービス」です。有線環境とHi-Fi設定の有効化という前提条件が揃っている方には、この一点において他のサービスが追いつけない体験を提供します。この記事を読んで「条件が揃っている」と感じた方には、まずPremiumトライアルから試すことをお勧めします。

Windows無料ダウンロード
Windows 7/8/8.1/10/11 対応
Mac無料ダウンロード
macOS 10.11 以降 対応

最終更新:2026年5月 | 料金・仕様は変更になる場合があります。最新情報はDeezer公式サイトをご確認ください。

吉田 凛 (Yoshida Rin)

デジタル音楽・PCソフトウェアを専門とするレビューアー。音楽変換ソフト、ストリーミングサービスの活用術、オフライン再生に関する検証記事を中心に執筆。実際に製品をインストール・使用した上で、安全性・音質・操作性の観点から情報を発信しています。本記事の内容もすべて自身のWindows/Mac環境での検証結果に基づいています。